どのような経路によって
感染したのか、
自分でも
わからないのですが…

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監修者

平松剛法律事務所 代表弁護士

平松 剛Go Hiramatsu

PROFILE

①持続感染されている方のうち、②基本合意に示された期間に予防接種を受けた方で、③母子感染ではなく、④ジェノタイプA型にあたらない場合は、予防接種によって感染したものと推定できます。

B型肝炎に感染するルートとしては、大きく垂直感染(母子感染)と水平感染(母子感染以外)に分かれます。前者が最も多いことはすでに述べたとおりですが、後者の具体例としては、予防接種における注射器の使い回しのほかに、輸血、性交渉や入れ墨などが考えられます。しかし、これらのうち予防接種以外は成人になって行われることが多いものですし、そのように成人になってからB型肝炎ウイルスにはじめて感染した場合には7~8割の人は肝炎にならずに自然に治癒し、残りの人も急性肝炎を発症するにとどまることが多いようですので、持続感染している可能性はかなり低くなります。ただ、近年増加している「ジェノタイプA」のB型肝炎ウイルスに感染した場合は、持続感染する可能性が高くなります。なので、①持続感染されている方のうち、②基本合意に示された期間に予防接種を受けた方で、③母子感染ではなく、④ジェノタイプA型にあたらない場合は、予防接種によって感染した可能性が高いと考えてよいでしょう。

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